PtoB BUSINESS JOURNAL
AI企業健康診断
AIからの見え方を、根拠とともに確認する。

御社をAIで検索したことはありますか?まず確かめたい会社の見え方

社内では社員がAIを業務に使い、外部では顧客がAIで企業を比較するという、二つの視点の対比図
社員がAIを使う場面と、顧客がAIに企業情報を尋ねる場面を分けて確認します。

御社の名前を、生成AIに尋ねたことはありますか。まだ試していない方は、まず「どのように紹介されるか」を一度確かめてみませんか。特別な知識がなくても、公開している会社情報と回答を見比べるところから始められます。

例えば、顧客が取引先や相談先を探すためにAIへ尋ねる場面を考えてみましょう。自社のサービスや対象顧客がどのように説明されるかを確認すれば、公式情報と合っている点、確認したい点を整理できます。

社員がAIを使って資料を作ることと、顧客が使うAIで会社がどう紹介されるかは別の課題です。この記事では、後者を初めて確認するための質問例と、安全な見比べ方を紹介します。

最初に、確認したい会社を特定する

まず、正式社名、所在地、主な事業、公式サイトURLを手元に用意します。公開している会社概要やサービスページで確認できる情報だけで構いません。同名企業や似たブランド名がある場合、会社名だけの質問では、別の企業の説明かもしれません。

例えば、地域も事業も違う二つの会社が同じ名前を使っていたら、回答に名前が出ただけでは自社だと判断できません。回答の所在地、事業、参照先も合わせて確認します。社名の略称と正式名が違う場合も、その関係を手元で整理しましょう。

顧客情報、未発表の製品、社内資料、パスワードは初回の確認に不要です。利用するAIサービスの利用条件と社内ルールを確認し、入力してよい公開情報の範囲で試します。

試せる質問例1:会社名を指定して尋ねる

次の質問例は、角括弧を自社の公開情報へ置き換えて使ってください。

[地域]にある[正式社名]は、どのような会社ですか。
主な事業を説明してください。
情報源が確認できる場合は、そのURLも示してください。
不明な点は、不明と分けて説明してください。

最初は会社の概要が合っているかを見ます。社名、所在地、主な事業が別会社のものではないか。現在提供しているサービスと、過去のサービスが混ざっていないか。不明な情報を確定したように説明していないかを確認します。

情報源の提示を頼んでも、URLが表示されるとは限りません。URLがある場合も、そのページに説明の根拠があるかは別に確かめます。回答だけを社内資料へ転記せず、現在の公式情報と照合してください。

試せる質問例2:公式URLを指定して尋ねる

[公式サイトURL]の会社について、公開情報で確認できる範囲で、
主なサービスと対象顧客を説明してください。
このURLを参照できない場合は、その旨を示してください。
確認できた内容と、不明な内容を分けてください。

これは、参照先を指定したときにどんな説明が出るかを見る質問です。URLを渡しただけで、そのページが実際に取得されたとは判断しません。回答が参照できないと説明した場合や、参照状態が分からない場合は、そのまま記録します。

会社名だけの質問と公式URLを付けた質問では、与えている情報が違います。URL付きで説明が正しくても、会社名だけで尋ねた人や、会社名を知らない人にも同じ回答が出るとは限りません。二つを同じ条件の結果として比較しないことが大切です。

試せる質問例3:会社名を知らない顧客の質問

[地域や対象市場]で、[具体的な課題]を相談できる企業を探しています。
候補を挙げる場合は、提供するサービスと確認できる情報源を示してください。
条件に合うか判断できない場合は、その点も説明してください。

地域、課題、用途は、顧客が実際に相談する内容を基に考えます。営業で聞いた質問と、社内で想定した質問は区別しましょう。自社を候補に入れてほしいからと、顧客が使わない条件ばかりを足すと、確認したい場面と離れてしまいます。

この質問は、自社の説明の正誤だけでなく、候補としてどの会社が挙がるかを見るものです。自社名が出なかった場合でも、すぐに誤情報や誤学習とは判断しません。質問の条件がサービスと合っていたか、使ったAIや検索設定は何かを確認し、今回の観測として残します。

検索機能の利用も、分かる範囲で記録する

利用するAIにWeb検索機能があり、切り替えられる場合は、検索を使ったかどうかを記録します。切り替えができない、または設定が表示されない場合は「確認できず」で構いません。どのサービスでも同じ操作ができるとは限りません。

検索を使う場合と使わない場合では、回答が異なることがあります。ただし、どちらが必ず正しいという意味ではありません。両方を試すなら、質問文は同じにして設定の違いを明記します。前の会話や添付資料も違う場合は、その差を残します。

表示されるモデル名と観測日時も記録します。確認できるのは、その質問と設定で出た回答であり、内部の学習内容や理解を直接調べた結果ではありません。画面で確認できる条件だけを書きましょう。一度の試行は入口であり、複数の条件を整理する監査と同じものではありません。

回答を、公式情報と見比べる

会社概要、サービス紹介、移転案内など、対象の説明を確認できるページを開いて照合します。「AIは何と答えたか」「公式ページには何と書かれているか」「まだ確認できていないこと」を分けると、関係者へ説明しやすくなります。

公式ページ同士で情報が違う場合は、どちらかを勝手に正解にしません。所在地は会社情報の担当、提供内容は事業担当など、現在の事実を確認できる人へ聞きます。サイトに書かれていないだけで「提供していない」と断定しないことも重要です。

回答に引用URLがある場合は、そのURLと実際に確認したページを区別して残します。不審なURL、認証やダウンロードを求めるリンクは無条件に開かず、社内の安全確認手順に従います。確認できないページは「内容未確認」と記録し、根拠を推測で補いません。

質問と会話、回答原文、モデル情報、検索と設定、日時と引用元の5つの記録項目を示す図解
AI回答を確認するときに残したい5つの記録。

試した結果を、短いメモに残す

次は任意の記録メモです。必須の申込項目ではありません。最初は分かる項目だけでも構いません。

確認する会社・優先サービス:
正式社名/所在地/公式URL:
試した質問文:
直前の会話・添付資料の有無:
回答原文の保存先:
AIサービス/表示されたモデル情報:
検索の利用・分かる設定:
日時・タイムゾーン:
回答の引用元/実際に確認したページ:
公式情報と一致した点:
食い違った点/未確認の点:
次に確認する担当・内容:

共有する際は、会話に含まれる機密情報や個人情報を必要以上に広げないようにします。原文と自分の要約は分け、共有用に伏せた箇所があればその旨を記録します。

確認後は、問題に合わせて次の一手を選ぶ

正しい説明が出た場合も、その条件で確認した結果として残します。誤った説明があれば公式情報と担当部署の確認結果を整理し、必要な修正や詳しい調査を検討します。複数のサービスや質問で結果が違う、同名企業と混ざる、引用元を確認できない場合も、分からない部分をまとめて相談できます。

サイトを修正しても、AIの回答へすぐ反映されるとは限りません。再確認するなら変更内容と日付を残し、質問・設定を可能な範囲でそろえ、モデルや観測時点の違いも記録します。回答の変化だけを、売上や推薦への効果として扱わないようにします。

よくある質問

Q.会社名が出なければ、AIに誤って覚えられているのですか?

A.そうとは判断できません。確認した質問と条件で名前が出なかったという観測です。内部の学習内容を調べた結果ではありません。

Q.公式URLを入れて正しく説明されたら、十分ですか?

A.URLを指定した確認として役立ちます。ただし、顧客がURLを指定せず尋ねる場面とは異なります。確認したい用途を分けましょう。

Q.無料のAIだけでも試せますか?

A.利用できる機能と条件はサービスやプランによって異なります。手元で使える範囲から試し、分からない設定は未確認と記録してください。

Q.記録を全部そろえてから相談すべきですか?

A.対象サイトと気になった説明からで構いません。未確認事項を残したまま、次に何を調べるか相談できます。

自社の見え方を、判断できる材料に

PtoB株式会社が扱うAI企業健康診断では、人間の担当者が生成AIの回答や情報源、サイトの課題を監査し、改善の判断材料を整理します。監査は誤情報の解消・推薦・売上増加を保証するものではありません。

まずはAI企業健康診断の専用ページから、対象サイトと確認したい内容をご相談ください。調査範囲・料金・契約条件はお申込み前に確認します。専用ページに案内される無料の内容と、有料監査の適用範囲も分けてご確認ください。

自社の見え方が気になったら、ご相談ください。

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